アナリストがサイバーセキュリティ銘柄への期待を示す 関連銘柄は軟調=米国株個別
サイバーセキュリティ銘柄が軟調。ただ、米大手証券のアナリストからは、パロアルト<PANW>やクラウドストライク<CRWD>などサイバーセキュリティ関連銘柄への期待感を示すレポートが出ている。不透明なマクロ環境にもかかわらず、2022年下期の企業や団体のセキュリティ支出の環境は耐久性のある内容が期待されるという。
特に、正当化できる成長と過去平均を下回るバリュエーションから、パロアルトをトップピックとし、クラウドストライクとオクタ<OKTA>がそれに続くとしている。
パロアルトについては、次世代クラウドセキュリティ・プラットフォームの採用が進み、ファイアウォールの更新サイクルの初期段階に入っていることから、2023年度の売上高の伸びは20%超を維持すると期待しているようだ。
また、クラウドストライクについては、連邦政府のパイプラインの拡大、新モジュールの採用、国際的な拡大など、いくつかのポジティブな材料があり、さらなる見通しの上方修正を促すという。
そして、オクタについては、マイクロソフトとの競争に関する投資家の懸念により、今年の同社株は既に50%超下落しており、悪いニュースはほぼ織り込んだと指摘している。
目標株価はパロアルトが823ドル、クラウドストライクが215ドル、オクタは150ドルとなっている。投資判断はいずれも「買い」。
(NY時間09:47)
パロアルト<PANW> 512.94(-8.20 -1.57%)
クラウドストライク<CRWD> 184.76(-2.26 -1.21%)
オクタ<OKTA> 102.19(-0.37 -0.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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