マイクロンが決算控え上昇 アナリストは目標株価を引き下げ=米国株個別
きょうはIT・ハイテク株への買い戻しは一服しているものの、半導体は堅調に推移しており、フィラデルフィア半導体指数は堅調に推移している。その中で今週30日の引け後に3-5月期決算(第3四半期)の決算発表を控えているマイクロン・テクノロジー<MU>も上昇。
ただ、きょうはアナリストの目標株価の引き下げが伝わっていた。従来の115ドルから85ドルに引き下げ。一方、投資判断は「買い」を継続している。携帯電話、PC、その他の主要な同社の最終市場が以前の予想よりも減速している点を指摘。
今週の決算では売上高が17%増の86.6億ドル、1株利益は30%増の2.44ドルが予想されている。同社株は現在、前年比37%下落しているが、同社株のPERは予想利益の5倍で取引され、5年平均の9倍を下回っている。
これについて同アナリストは、PERの低下は適切で、インフレ圧力の高まりによる不況を反映していると指摘。新たな目標株価は、前回の15倍に対して、自身の今年の暦年ベースでの予想の11倍に相当するという。
(NY時間14:15)
マイクロン<MU> 59.13(+0.69 +1.17%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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