マーベル・テクノロジーが決算受け上昇 予想を上回る見通しを好感=米国株個別
半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内となった。粗利益率も予想範囲内に留まっている。ただ、第2四半期のガイダンスを公表しており、予想を上回る見通しを示したことが好感されている。
アナリストは主要市場、特にデータセンターとキャリア・インフラが好調と指摘。「マクロ環境およびセクター固有の逆風が強まっている時に同社が一貫した成長を継続できるなら、同業他社と比較した評価のディスカウント幅は縮小する」と述べた。成長トレンド、利益率の改善、キャッシュリターンの向上を考慮し、引き続き株価は上昇を見込むとしている。
(2-4月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.52ドル(予想:0.51ドル)
・売上高:14.5億ドル(予想:14.3億ドル)
データセンター:6.40億ドル(予想:6.01億ドル)
コンシューマー:1.78億ドル(予想:1.89億ドル)
キャリア・インフラ:2.52億ドル(予想:2.48億ドル)
ネットワーク:2.87億ドル(予想:2.99億ドル)
自動車・産業:0.89億ドル(予想:0.86億ドル)
・粗利益率(調整後):65.5%(予想:65.5%)
(5-7月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.53~0.59ドル(予想:0.55ドル)
・売上高:14.7~15.6億ドル(予想:14.9億ドル)
・粗利益率(調整後):65.0~65.5%(予想:65.4%)
(NY時間10:29)
マーベル・テクノロジー<MRVL> 59.33(+2.34 +4.10%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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