ダウ平均は６日続落で始まる リスク回避の雰囲気が続く＝米国株序盤

NY株式12日（NY時間09:55）
ダウ平均　　　31573.55（-260.56　-0.82%）
ナスダック　　　11211.70（-152.54　-1.34%）
CME日経平均先物　25645（大証終比：-125　-0.49%）

　きょうのＮＹ株式市場、ダウ平均は６日続落して始まっている。市場ではリスク回避の雰囲気が続いており、株式市場は売りが強まっている。

　前日と雰囲気に変化はない。前日発表の米消費者物価指数（ＣＰＩ）はインフレがピークに達したとの確信には至らず、ＦＲＢの積極利上げへの期待を高める内容となった。

　市場では、ＦＲＢや他の中銀もインフレを引き下げようと躍起となる中で、ソフトランディングを達成できるのか懐疑的な見方が広がっている模様。市場はハードランディングのシナリオを織り込もうとしているとの指摘も出ている。

　ＩＴ・ハイテク株はきょうも売りが先行しているほか、エネルギー、銀行も下落。一方、リスク回避で米国債利回りが低下していることから、住宅建設が上昇。医薬品や日用品などディフェンシブ銘柄も買われている。

　ディズニー＜DIS＞が決算を受け下落しており、ダウ平均を圧迫。ディズニー＋の加入者は予想以上に増加したものの、加入者数の伸びに慎重な見通しを示したほか、映画・テレビ番組向けの支出を減らす方針も明らかにしたことが嫌気されている。

ディズニー＜DIS＞　101.86（-3.35　-3.18%）

アップル＜AAPL＞　140.80（-5.70　-3.89%）
マイクロソフト＜MSFT＞　254.85（-5.70　-2.19%）
アマゾン＜AMZN＞　2093.44（-14.00　-0.66%）
アルファベットC＜GOOG＞　2243.63（-35.59　-1.56%）
テスラ＜TSLA＞　707.09（-26.91　-3.67%）
メタ・プラットフォームズ＜FB＞　186.32（-2.42　-1.28%）
ＡＭＤ＜AMD＞　84.37（-3.55　-4.04%）
エヌビディア＜NVDA＞　159.25（-7.05　-4.24%）
ツイッター＜TWTR＞　44.84（-1.25　-2.71%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美