続落、景気見通しの悪化による需要下振れを警戒=NY原油概況
NY原油先物6 月限(WTI)(終値)
1バレル=99.76(-3.33 -3.23%)
 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が3.33~3.32ドル安。その他の限月は3.23ドル安~0.16ドル高。
 
 新型コロナウイルスの流行が続く中国で需要の下振れが続く見通しであることや、世界的な景気見通しの悪化が相場を圧迫した。インフレや金利上昇に主要国経済が耐えられるのか不透明。原油と比較して石油製品価格の上昇が顕著であることも景気見通しを曇らせている。世界的な精製能力不足と製品不足、対ロシア制裁によって、精製マージンの拡大が続いており、小売価格の上昇が経済活動の重しとなっている。
 時間外取引で6月限は一時的に買い戻しが優勢となり、104.16ドルまで上昇する場面はあったが、買いは続かず。通常取引開始後は売りに押されて98.86ドルまで下落した。
MINKABU PRESS
 
            執筆者 : MINKABU PRESS
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