AT&Tが決算受け上昇 携帯電話の景品が引き続き顧客獲得に貢献=米国株個別
AT&T<T>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。携帯電話の景品が引き続き顧客獲得に貢献し、加入者数は予想を上回る増加を示した。同社はメディア事業と決別し、通信大手としての原点に戻るのに有利なスタートを切った。同社は今月、メディア配信事業から撤退したが、前日のネットフリックス<NFLX>の期待外れの決算に先立つものだった。
同社の第1四半期の純債務は1690億ドルと、第4四半期から増加した。ディスカバリーとワーナーのM&Aで同社は400億ドルを受け取ったが、これを債務の返済に充てる予定。
決算を受けて株価は堅調な反応を示している。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.77ドル(予想:0.75ドル)
・売上高:381億ドル(予想:377.3億ドル)
通信:289億ドル(予想:286.7億ドル)
南米:6.90億ドル(予想:7.52億ドル)
モビリティ:201億ドル(予想:197.1億ドル)
・正規電話加入増加数:+69.1万件(予想:43.7万件)
・ポストペイド型携帯加入増加数:+96.5万件(予想:+54.7万件)
・HBOとHBOマックス加入累計数:7680万件(+1280万件)
米国:4860万件(+440万件)
(NY時間10:40)
AT&T<T> 20.06(+0.63 +3.22%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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