ツイッターが伸び悩む 取締役会はマスク氏の提案拒否姿勢 ポイズンピル検討との報道も=米国株個別
NY時間の終盤に入ってツイッター<TWTR>が伸び悩んでおり、下げに転じている。一時48.50ドルまで上昇していたが、現在は45ドル台半ばでの推移となっている。筆頭株主であるテスラ<TSLA>のマスクCEOが買収提案を行ったことが明らかとなった。米証券委員会(SEC)への提出文書によると、1株54.20ドルでの買収提案で、同社の非公開化を目指すという。前日終値よりも18%高い水準で、企業価値を約430億ドルと評価している。
この提案に対してツイッターは取締役会を開催している。協議の具体的な中身は伝わっていないが、一部報道からはマスク氏の提案は受け入れ難いとの見解に達したとの報道も伝わっている。マスク氏はプランBも計画していると述べているが、同社は買収防衛策として、ポイズンピル(毒薬条項)を検討しているとの報道も流れている。
※ポイズンピル(毒薬条項)
既存株主に対して、事前に時価よりも安く株式を購入できる新株予約権を付与し、買収者が一定の議決権割合を取得した場合に、新株を発行して買収者の持ち株比率を下げる手法。
(NY時間14:23)
ツイッター<TWTR> 45.56(-0.29 -0.63%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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