コインベースが時間外で株価軟調 好決算も第1四半期に弱気な見方を示す=米国株個別
仮想通貨交換業者のコインベース・グローバル<COIN>が引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を上回った。EBITDAも予想を上回っている。総取扱高も機関投資家向けが好調で予想を上回った。
ただ、株価は時間外で軟調。第1四半期に取引量が減少すると警告したことが嫌気されているようだ。同社は投資家向けの書簡で「第1四半期は第4四半期に比べて、リテールの月間取引ユーザーと総取引量が減少すると考えている」と記した。第1四半期はこれまでのところ、仮想通貨のボラティリティと価格の低下を確認しているとしている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益:3.32ドル(予想:2.13ドル)
・営業収益:25.0億ドル(予想:20.0億ドル)
取引:22.8億ドル(予想:17.3億ドル)
サブスク・サービス:2.13億ドル(予想:1.75億ドル)
その他:0.08億ドル(予想:1.3億ドル)
・EBITDA(調整後):12.1億ドル(予想:8.74億ドル)
・月間取引ユーザー:1140万(予想:980万)
・総取扱高:5470億ドル(予想:5013億ドル)
個人:1770億ドル(予想:1424億ドル)
機関投資家:3710億ドル(予想:3577億ドル)
(通期見通し)
・月間平均取引ユーザー:500~1500万(予想:960万)
(NY時間17:39)時間外
コンベース<COIN> 178.50(-1.06 -0.59%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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