ウーバーが下げに転じる 投資家説明会が失望売りに繋がっている模様=米国株個別
NY時間の終盤に入って、決算を受けて上昇していたウーバー・テクノロジーズ<UBER>が下げに転じている。投資家説明会が失望売りに繋がっている模様。同社は2024年度までの長期見通しを公表し、50億ドルの最終利益を見込んでいる。また、ブッキングが1650億ー1750億ドルに達すると期待しているようだ。今年末にはキャッシュフローが黒字になる見込みだとも述べ、最近達成した収益性が長期に渡って持続することを示唆した。広告事業はまだ初期段階としながらも、2024年度までに10億ドルに達すると予測している。
コスロシャヒCEOは「我々は現在、数多くの異なる体験を通じて利用者を効果的に交差させることができる筋肉質な組織とデータ構造を持っている」と述べている。
アナリストからは同社のガイダンスは基本的に予想と一致しており、上振れがなかったことが、市場を失望させた可能性を指摘した。実現性に懐疑的な見方も出ている。更に、「長期目標を示すことはIT企業のように不安定で予測不可能なセクターでは良いアイデアではない」とも語っていた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益:0.44ドル(予想:-0.31ドル)
・売上高:57.8億ドル(予想:53.5億ドル)
・ブッキング:258.7億ドル(予想:256.7億ドル)
配達:134.4億ドル(予想:136.2億ドル)
モビリティ:113.4億ドル(予想:112.5億ドル)
積載:10.8億ドル(予想:6.85億ドル)
・EBITDA(調整後):0.86億ドル(予想:0.64億万ドル)
・月間プラットホーム・カスタマー:1.18億人(予想:1.16億人)
(1-3月・第1四半期見通し)
・ブッキング:250~260億ドル(予想:272.5億ドル)
・EBITDA(調整後):1~1.3億ドル(予想:1.5億ドル)
(NY時間14:22)
ウーバー<UBER> 38.16(-2.03 -5.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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