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ダウ平均は3日続伸 2月相場入りで様子見気分が広がる=米国株概況

株式 

NY株式1日(NY時間16:21)
ダウ平均   35405.24(+273.38 +0.78%)
S&P500    4546.54(+30.99 +0.69%)
ナスダック   14346.00(+106.12 +0.75%)
CME日経平均先物 27190(大証終比:+160 +0.59%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続伸。1月はパンデミックで急落した2020年3月以来の最悪の相場展開となった。高インフレに対するFRBの積極利上げへの警戒や、ウクライナ情勢が雰囲気を圧迫した。ただ、きょうから2月相場に入って、その動きも一服している。

 市場からは、「今年はFRBが刺激策を解除し、パンチボウルが取り下げられる年になる。株式市場はこれまでの酔いを醒ます段階になる」との声は少なくない。

 市場では、FRBの年内5回の利上げを織り込む動きが見られている。一部からは3月以降、毎FOMCで利上げを行い、7回の利上げを予想するタカ派な見方まで出ている状況。この日はタカ派の急先鋒となっているブラード・セントルイス連銀総裁が5回の利上げに賛同する発言をしていたが、FOMC以降これまで伝わっている米地区連銀総裁の発言の多くは、そこまでのタカ派な雰囲気はない。3月の利上げ開始への言及は多いものの、利上げ回数については3回か4回といった見方も多く、大幅利上げについては慎重な見方が多い。市場が過度にタカ派に織り込み過ぎている可能性も留意される。

 一方、ウクライナ情勢に関しては、米国防総省がきのう、NATOの東側への米軍配備の可能性について東欧の同盟国と活発に議論していると発表し、地政学的な緊張は変わらずに高い状態が続いている。米国はウクライナ情勢による広範な影響から少し隔離されているが、エネルギー価格がかなり上昇していることから、その影響が見え始めている。

 きょうは取引開始前にエクソンモービル<XOM>やUPS<UPS>が決算を発表していたが、ポジティブな反応を示した。決算はS&P500企業のうち172社が発表を終了。そのうち78.5%が予想を上回る利益計上している。

 個別にAT&T<T>が下落。同社は、傘下のワーナー・ブラザーズを事業分割し、ディスカバリー<DISCA>と経営統合させる件で、これまで計画していたスプリットオフ方式ではなく、スピンオフ方式を選択すると発表した。また、統合完了とともに、配当性向を従来の計画だった40ー43%の下限である、40%に引き下げることも発表した。

 スパイア・グローバル<SPIR>が上昇。同社は超小型衛星の独自のコンステレーションを通じて地球・海洋・大気に関する宇宙ベースのデータ収集分析・宇宙サービスを提供する。10-12月期(第4四半期)の暫定決算を公表しており、売上高が1530万ドルと予想(1290万ドル)を上回った。

 ハーレー・ダビッドソン<HOG>が上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を40ドルとした。

 自律型セキュリティロボット開発のナイトスコープ<KSCP>が大幅反落。同社は先月27日に上場したが、市場がリスク回避の雰囲気を強める中で、当初は売りに押され、IPO価格10ドルを割り込む場面も見られていた。しかし、同社の成長性への期待から、個人投資家を中心に買いが膨らみ、前日は一時27.50ドルまで上昇。きょうはその反動が出ている模様。

 NYタイムズ<NYT>が上昇。同社は収入源多角化の一環としてゲーム事業に注力しているが、単語当てゲームの「Wordle(ワードル)」を買収したと発表した。

 映画館運営のAMC<AMC>が上昇。10-12月期(第4四半期)の暫定決算を公表しており、売上高が約11.7億ドルと予想(10.9億ドル)を上回った。EBITDAも1.47億ー1.52億ドルを見込んでおり、予想(0.83億ドル)を大きく上回っている。

 半導体のシーラス・ロジック<CRUS>が下落。同社はアップルのサプライヤーでもある。10-12月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。1-3月期(第4四半期)に関しても予想を上回る強気な見通しを示した。ただ、4-6月期(第1四半期)への懸念が重石となった模様。

UPS<UPS> 230.69(+28.48 +14.08%)
スパイア<SPIR> 2.53(+0.04 +1.61%)
ハーレー<HOG> 35.92(+1.35 +3.91%)
ナイトスコープ<KSCP> 12.44(-8.96 -41.87%)
AT&T<T> 24.42(-1.08 -4.24%)
NYタイムズ<NYT> 41.26(+1.23 +3.07%)
AMC<AMC> 16.86(+0.80 +4.98%)
シーラス・ロジック<CRUS> 82.94(-6.50 -7.27%)

アップル<AAPL> 174.61(-0.17 -0.10%)
マイクロソフト<MSFT> 308.76(-2.22 -0.71%)
アマゾン<AMZN> 3023.87(+32.40 +1.08%)
アルファベットC<GOOG> 2757.57(+43.60 +1.61%)
テスラ<TSLA> 931.25(-5.47 -0.58%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 319.00(+5.74 +1.83%)
AMD<AMD> 116.78(+2.53 +2.21%)
エヌビディア<NVDA> 246.38(+1.52 +0.62%)
ツイッター<TWTR> 38.12(+0.61 +1.63%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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