チャーターが決算受け上昇 経営陣の発言を好感=米国株個別
ケーブルTVのチャーター・コミュニケーションズ<CHTR>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を大きく上回った。テレビ会員は予想ほど減少しなかったものの、インターネット会員は予想ほど伸びなかった。
しかし、株価はポジティブな反応を示している。決算説明会で経営陣が、今年のブロードバンド市場はパンデミック前の水準に戻ると述べたことが好感されている。
アナリストからは、投資家はブロードバンドの加入が低調であることを覚悟していたが、昨日のコムキャスト<CMCSA>が懸念されていたより若干良かったことを考えると、本日のチャーターは少し残念な結果だったかもしれないとのコメントも聞かれた。ただ、加入者の減速は驚きではないとも語った。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):8.93ドル(予想:7.22ドル)
・売上高:132.1億ドル(予想:132.4億ドル)
・EBITDA(調整後):53.8億ドル(予想:52.9億ドル)
・テレビ会員:-7.1万人(-14.0万人)
・インターネット会員:+17.2万人(予想:+19.1万人)
(NY時間14:07)
チャーター<CHTR> 586.67(+25.64 +4.57%)
コムキャスト<CMCSA> 48.93(+0.92 +1.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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