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ダウ平均は300ドル超下落 感染が世界各地で拡大しリスク回避が強まる=米国株概況

株式 

NY株式13日(NY時間16:20)
ダウ平均   35650.95(-320.04 -0.89%)
S&P500    4668.97(-43.05 -0.91%)
ナスダック   15413.28(-217.32 -1.39%)
CME日経平均先物 28520(大証終比:-130 -0.46%)

 きょうのNY株式市場はIT・ハイテク株中心に戻り売りが強まり、ダウ平均は300ドル超下落した。ナスダックも1%超の下落。きょうの市場はリスク回避の雰囲気が強まっている。オミクロン株の感染が世界各地で拡大しており、英国では死亡者も確認された。クリスマス休暇に向けて行動規制を再度強化せざるを得なくなるのではという懸念も広がっている。

 一方、今週はFOMCを控えており、その結果待ちの雰囲気も出ている。市場では資産購入ペース縮小のタイムラインの短縮を打ち出してくる可能性が高いと見られている。具体的な数字を示すかは未知数なものの、市場からは現行の月150億ドルづつの縮小から、月250億ドル、もしくは月300億ドルに拡大してくるとの見方も出ている。今回はFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)も公表されるが、来年の2-3回の利上げ予想を示すとみられている。

 米大手証券2社の2022年の相場見通しによると、両社とも調整した場合でも緩やかな下げに留まるとの見方で一致した。1社はS&P500株価指数で2022年末までに約6.6%下落を予想。もう1社は、ペースは鈍化するものの株価上昇は来年も続くとの見通しを改めて示した上で、小幅な下落は留意されるとしている。FRBの資産購入ペース縮小については、14年に比べて遥かに速いペースになる公算が大きいとし、株式相場への主要なリスクの1つに挙げた。また、両社とも銘柄選択が重要になると指摘。「リターンを生み出すためには銘柄選択が困難だが必要な条件になる」との指摘の一方、収益力がありキャッシュを生み出せる成長企業とバリューの改善に的を絞った、より折衷案的なアプローチも指摘していた。

 ファイザー<PFE>やモデルナ<MRNA>といったワクチン株が上昇し、他の医薬品株も堅調。一方、IT・ハイテク株やエネルギー、銀行株が下落。最高値を更新し時価総額が3兆ドルに接近しているアップル<AAPL>もきょうは下げに転じた。航空やクルーズ株も軟調。

 メタ・プラットフォームズ<FB>が上昇。一部からインスタグラムやワッツアプリ、オキュラスといった事業を分社化し上場すれば、より高い企業価値を引き出すことができるとの見方も出ていた。

 きょうはIT・ハイテク株が軟調に推移する中、テスラ<TSLA>の下げが目立った。同社のマスクCEOの持ち株の売却が続いている。先週、同CEOは追加で約9億6300万ドル相当の同社株を追加売却したことが明らかとなった。テスラ株放出は5週連続。

 ハーレー・ダビッドソン<HOG>が上昇。同社の電気バイク事業ライブワイヤーを分割する計画を発表した。特別買収目的会社(SPAC)のAEAブリッジインパクト<IMPX>と合併させ、NY証券取引所に上場させるという。ティッカーは「LVW」。

 女性向け医薬品のセラピューティクスMD<TXMD>が大幅安。同社はFDAに対して、女性用の避妊リング「アンノベラ」の追加適応申請を提出していたが、FDAはそれに伴う製造テスト制限の改訂は承認できないと却下したことが嫌気されている。

 バイオ医薬品のアリーナ・ファーマ<ARNA>が84%急騰。ファイザー<PFE>が同社を1株100ドルの現金で買収すると伝わった。先週末終値から2倍以上高い水準。

 ウェアラブル・カメラのゴープロ<GPRO>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も13.50ドルに引き上げた。

 コカ・コーラが上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。経済再開と価格決定力、より良いバランス、マーケティング投資が来年度の売上高のモメンタムを高めると指摘している。

 医薬品のフォグホーン・セラピューティクス<FHTX>が大幅高。イーライリリー<LLY>が同社のがん治療薬の開発に3.8億ドル近くを拠出して提携することで合意した。

セラピューティクスMD<TXMD> 0.40(-0.05 -11.51%)
アリーナ<ARNA> 90.08(+40.14 +80.38%)
ゴープロ<GPRO> 10.70(+0.04 +0.38%)
ハーレーダビッドソン<HOG> 38.54(+1.73 +4.70%)
AEAブリッジ<IMPX> 10.20(+0.35 +3.55%)
コカ・コーラ<KO> 57.76(+1.48 +2.63%)
フォグホーン<FHTX> 18.58(+6.59 +54.96%)

アップル<AAPL> 175.74(-3.71 -2.07%)
マイクロソフト<MSFT> 339.40(-3.14 -0.92%)
アマゾン<AMZN> 3391.35(-52.89 -1.54%)
アルファベットC<GOOG> 2934.09(-39.41 -1.33%)
テスラ<TSLA> 966.41(-50.62 -4.98%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 334.49(+4.74 +1.44%)
AMD<AMD> 133.80(-4.75 -3.43%)
エヌビディア<NVDA> 281.61(-20.37 -6.75%)
ツイッター<TWTR> 44.60(-0.96 -2.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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