アップルが決算受け時間外で株価下落 アイフォーンの販売が予想に届かず=ダウ採用銘柄
アップル<AAPL>が引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高が予想を下回った。アイフォーンの販売が予想に届かなかった一方、サービス収入は予想を上回った。アイフォーンの販売についてはサプライチェーン問題が障害となったと説明している。
今回の結果は自動車、ハイテク、耐久消費財に大混乱をもたらしている世界的なサプライチェーン危機を乗り切る同社の能力について新たな懸念を引き起こしている。同社はホリデーシーズン前に消費者に販売する必要のある多数の新製品を抱えている。アイフォーン13に加え、アップルウォッチ、アイパッド、Macコンピューターなどのアイテムを展開。
同社のクックCEOはインタビューで「サプライチェーン問題は前四半期の予想よりもひどく、約60億ドルのコストがかかった」と述べた。時間外で株価は下落。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.24ドル(予想:1.24ドル)
・売上高:833.6億ドル(予想:846.9億ドル)
製品:650.8億ドル(予想:687.2億ドル)
アイフォーン:388.7億ドル(予想:416.0億ドル)
マック:91.8億ドル(予想:93.1億ドル)
アイパッド:82.5億ドル(予想:71.6億ドル)
ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:87.9億ドル(予想:92.8億ドル)
サービス:182.8億ドル(予想:175.7億ドル)
・中華圏売上高:145.6億ドル
(NY時間16:57)時間外
アップル<AAPL> 146.62(-5.95 -3.90%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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