フォードが決算受け上昇 第4四半期の見通しを上方修正=米国株個別
フォード<F>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株利益は予想の2倍近くとなった。また、第4四半期のガイダンスも公表しており、電気自動車(EV)への投資拡大にもかかわらず、EBITの見通しを上方修正した。また、第4四半期の復配も発表している。一方、半導体不足については2023年まで続く可能性を示した。
アナリストからも高評価が相次いでおり、厳しい環境にもかかわらず力強い数字を発表したことで、半導体不足の危機管理が良好であることが確認された。同社は価格設定環境の追い風とバイヤーの低資金調達率から大きな恩恵を受けているとの評価も出ている。強い需要と半導体不足の緩和に牽引されたガイダンスの上方修正を市場は歓迎するだろうとも述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.51ドル(予想:0.27ドル)
・自動車売上高:332億ドル(予想:315.6億ドル)
(通期見通し)
・EBIT(調整):105~115億ドル(従来:90~100億ドル)(予想:99.6億ドル)
・FCF(調整):40~50億ドル(従来:40~50億ドル)
(NY時間09:50)
フォード<F> 17.29(+1.78 +11.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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