ノバックスが変異株を含め強い有効性を発表 ただ、株価は戻り売りに押される=米国株個別
ワクチン製造のノバックス<NVAX>は、同社の新型ウイルス向けワクチン候補の大規模な臨床試験で、変異株を含めて強い有効性を示したと発表した。新型ウイルスの予防に90%の効果がり、中等度から重度の症状の予防には100%の効果があったという。懸念される変異株に対しても93%の効果が出てとしている。
ファイザーやモデルナのメッセンジャーRNA型のワクチンと同水準の有効性を示した。このワクチンは、サノフィとグラクソによって開発されたワクチン候補でも使用されている組換えタンパク質技術を使用している。
ただ、免疫学者の一部からは、治験の条件と評価方法が同一ではないことから、有効性の評価には注意すべきとの指摘も出ていた。
株価は開始直後は上昇して始まり、229.50ドルまで上昇したものの、買い一巡後は戻り売りに押され下げに転じている。
(NY時間10:44)
ノババックス<NVAX> 208.53(-1.15 -0.55%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。