続落、核合意の修復によるイランの供給拡大見通しで=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=61.94(-1.41 -2.23%)
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.41~1.31ドル安。その他の限月は1.39~0.35ドル安。
イラン核合意の再建協議が大詰めを迎えていることから、イランの供給拡大見通しが引き続き相場を圧迫した。米国との交渉に基づいてイランが核合意の枠内に戻れば、米国はイランに対する原油制裁を解除し、石油企業はイランと自由な取引が可能となる。代表筋の発言が交錯しており、正式な発表はまだないものの、イランのロウハニ大統領によれば米国は石油だけでなく、金融など他のセクターへの制裁を解除する準備が出来ているという。
時間外取引で7月限は下落。通常取引序盤にかけて下げ幅を縮小する場面はあったが、戻りが売られると61.67ドルまで一段安となった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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