モデルナが決算受け下落 米のワクチン特許放棄支持も圧迫=米国株個別
ワクチン開発のモデルナが下落。バイデン政権がワクチンの特許放棄を支持する姿勢を明らかにしたことで、本日はワクチン関連の銘柄は軟調な動きとなっており、同社株も下落している。ただ、アナリストからはWTOでの西側諸国からの反発も予想されることから、簡単ではないとの見方も出ている。
一方、取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想に届かなかった。今年の年間製品売上高の見通しは4.3%増の192億ドルを見込んでいるものの、ライバルのファイザーがワクチンの売上高として見込んでいる260億ドルと比較して見劣りする。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.84ドル(予想:2.34ドル)
・売上高:19.4億ドル(予想:22.2億ドル)
・研究開発費:4.01億ドル
・当座資産:82億ドル
(NY時間09:59)
モデルナ 148.20(-14.64 -8.99%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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