CVSヘルスが決算受け上昇 検査やワクチン接種が咳、風邪、インフルの減少を相殺=米国株個別
ドラッグストアや薬剤給付管理(PBM)など総合ヘルスケアのCVSヘルスが上昇。1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。ドラックストア部門が好調だったほか、長期介護施設向けの販売も好調だった。新型ウイルス検査やワクチン接種が咳や風邪、インフルエンザからの需要減を補った。通期の1株利益の見通しも上方修正した。
同社は介護施設と薬局で1700万回以上のワクチン接種を実施し、第1四半期の約900万件を含む、累計2300万件超の新型ウイルス検査も実施したという。同社で検査を受けた新規顧客の約9%が、薬局で新しい処方箋を作成したとしている。
また、薬剤給付管理のほうは、咳や風邪、インフルエンザの需要が弱く前年比1%の減少となった一方、保険事業のエトナの収益は前年比で7%近く増加した。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.04ドル(予想:1.71ドル)
・売上高:691.0億ドル(予想:684.6億ドル)
ドラックストア:363.2億ドル(予想:356.4億ドル)
長期介護施設向け小売り:232.7億ドル(予想:228.7億ドル)
医療費給付:204.8億ドル(予想:204.6億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):7.56~7.68ドル(従来:7.39~7.55ドル)(予想:7.52ドル)
(NY時間09:42)
CVSヘルス 79.50(+1.81 +2.33%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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