米金融大手、ドル円は向こう12カ月間で103円まで下落との見方
米国の金融大手ゴールドマン・サックスでは、ドル円の向こう12カ月間の見通しを更新し、103円まで下落するとの見方を示した。
経済成長や新型コロナウイルスワクチンの接種拡大により、目先ではドル円が上昇する可能性がある。しかし、その後は米国の積極的な利上げ見通しが落ち着いてくるとみられるため、ドル円の上値が重くなると想定。2021年後半になり、米国のワクチン期待のドル買い・円売りが一服し、今度は日本におけるワクチン普及が進めば、ドル円は下落すると予想されるとした。
なお、日本の外債購入が加速している証拠がないにもかかわらず、投機的な円安が膨らんでいると、ゴールドマンでは指摘。第1四半期のロングからショートへの変動がこれまでの円安の背景にあった可能性は高く、第2四半期以降はこの圧力が薄れる可能性があると注目。さらに、円は長期評価に比べて安いとの見方を示した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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