修正:反落、アストラゼネカ製ワクチンの利用制限で=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=60.55(-1.01 -1.64%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.01~0.97ドル安。その他の限月は0.95~0.22ドル安。
新型コロナウイルスの再流行で、年後半にかけての景気回復見通しが曇っていることが相場を圧迫した。ドイツの予防接種常設委員会(STIKO)がアストラゼネカ製のコロナワクチンについて接種対象年齢を60歳以上とするよう提言したことも重し。副反応として脳血栓症が発生する可能性があることが引き続き警戒されている。欧州連合(EU)が早急なワクチンの確保に苦慮するなかで、アストラゼネカ製のワクチンにリスクがあることは欧州の景気回復を遅らせるとみられている。今週、カナダもこのワクチンについて55歳未満への接種を中断すると発表している。
時間外取引で5月限は62.27ドルまで上昇後に失速。マイナス圏に沈んだ後も通常取引開始にかけて売りが続き、59.94ドルまで下落した。ただ、60ドル割れとなった後は下げが一服した。
MINKABU PRESS
※終値を修正しました
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執筆者 : MINKABU PRESS
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