9月相場はキャリー取引派が活発に、メキシコペソ円取引が急増=ロンドン為替
9月相場はキャリー取引派が活発に、メキシコペソ円取引が急増=ロンドン為替
東京金融取引所が1日発表した9月の外国為替証拠金取引(FX取引)「くりっく365」の取引数量は、前月比21.9%増の208万5318枚(1日平均9万4790枚)だった。前年同月比では24.3%増。
個別通貨ペアでは、メキシコペソ円が50.5%と急増したほか、南アランド円も86.7%と大幅に伸びた。一方、トルコリラ円は22.5%増にとどまった。ちなみに、変動が小さかったドル円は21.1%減と冴えなかった。
いわゆる高金利志向のキャリー取引派の動きが活発となったが、地政学リスクを抱えるトルコリラ取引を回避する傾向があるなど、通貨ごとの選別が鮮明だった。投資家の情報に対する感応度の高まりが示されているようだ。
MXN/JPY 4.8061 ZAR/JPY 6.3615 TRY/JPY 13.767
執筆者 : MINKABU PRESS
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