ダウ平均は小動き 米中対立激化もあり楽観ムードも一服 ファイザーが４日続伸＝米国株序盤

NY株式22日（NY時間09:47）
ダウ平均　　　26904.89（+64.49　+0.24%）
ナスダック　　　10706.23（+25.86　+0.24%）
CME日経平均先物　22740（大証終比：-100　-0.44%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は小動きで始まっている。きょうは米中対立の激化が伝わっており、追加刺激策やワクチンへの期待などで高まっていた楽観的ムードも一服している。

　米国務省がテキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じている。知的財産と米国民の個人情報を守るための措置としている。一方、中国政府は報復措置として、武漢の米総領事館を閉鎖させることを検討との報道も流れている。米中対立がエスカレートしており、両国の最大級の外交問題となりつつある。ヒューストンの中国総領事館では紙類が燃やされているとの目撃情報も流れている状況。

　前日に利益確定売りが強まっていたＩＴ・ハイテク株はまちまちな動きとなっており、一部には買い戻しも入っているようだ。テキサス・インスツルメンツやネットワークセキュリティ企業の決算が外出規制での中で好調だったこともあって下げが一服している。きょうは引け後にテスラやマイクロソフトの決算が予定されており注目される。そのほか、ラスベガス・サンズの決算も引け後に発表予定。

　ワクチン開発に関してはファイザーが４日続伸。米政府が、同社と独バイオＮテックが共同開発しているワクチン使用１億回分に１９．５億ドルを支払うことで合意したと伝わっている。

アルファベット（C）　1553.55（-4.87　-0.31%）
フェイスブック　239.45（-2.30　-0.95%）
ネットフリックス　493.53（+3.43　+0.70%）
テスラ　1592.52（+24.16　+1.54%）
アマゾン　3126.38（-11.91　-0.38%）
エヌビディア　419.12（+5.98　+1.45%）
ツイッター　36.95（-0.07　-0.18%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　149.04（-0.70　-0.47%）
Ｐ＆Ｇ　124.64（-0.43　-0.34%）
ダウ・インク　43.14（+0.10　+0.24%）
ボーイング　178.79（+0.16　+0.09%）　
キャタピラー　 136.99（+1.12　+0.83%）　
レイセオン　 62.99（-0.06　-0.10%）　
ビザ　198.12（+1.64　+0.83%）　
ナイキ　98.57（+0.21　+0.22%）
ウォルグリーン　40.54（+0.13　+0.32%）　
３Ｍ　159.23（+1.43　+0.91%）　
エクソンモビル　 43.73（-0.93　-2.18%）　
シェブロン　89.72（-1.67　-1.96%）　
コカコーラ　47.56（+0.36　+0.77%）　
ディズニー　118.76（+0.14　+0.12%）　
マクドナルド　195.88（+2.90　+1.51%）　
ウォルマート　132.00（-0.33　-0.25%）
ホームデポ　263.60（+1.18　+0.45%）
JPモルガン　99.83（+0.42　+0.43%）
トラベラーズ　 120.36（-0.06　-0.05%）
ゴールドマン　 209.56（-2.46　-1.16%）
アメックス　96.59（+0.26　+0.28%）　
ユナイテッドヘルス　304.73（-0.39　-0.13%）
ＩＢＭ　127.87（+1.81　+1.43%）
アップル　 388.93（+0.93　+0.24%）
ベライゾン　55.67（-0.17　-0.30%）
マイクロソフト　 209.69（+0.94　+0.44%）
インテル　61.40（+0.70　+1.14%）
ファイザー　37.96（+1.27　+3.48%）
メルク　79.37（+0.48　+0.60%）
シスコシステムズ　47.01（-0.01　-0.02%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美