ダウ平均は続伸して始まる ワクチン開発への期待高まる ファイザーが上昇=米国株序盤
NY株式1日(NY時間09:47)
ダウ平均 25954.41(+141.53 +0.55%)
ナスダック 10076.00(+17.24 +0.17%)
CME日経平均先物 22220(大証終比:+130 +0.59%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸して始まっている。感染第2波への懸念が強まる中で、ワクチン開発への期待感が買いを呼び込んでいるようだ。ファイザーとドイツのバイオNテックが開発している新型ウイルス感染向けワクチンの初期の臨床試験で好結果が出たことが市場のムードを高めている模様。
取引開始前に6月のADP雇用統計が発表されていたが、予想こそ下回ったものの、約237万人の大幅増が示され、前回分が276万人減から306万人増に大幅に上方修正された。米労働市場の持続的な改善が示されたこともフォローとなっている模様。
エネルギーや銀行、産業株が買われ、IT株も上昇している。一方、半導体などハイテク株の一角は軟調。
きょうから下期の相場入りとなる。4-6月期は新型ウイルス感染で急落した1-3月期からの回復期待で、第2四半期としては過去最高のパフォーマンスとなった。ダウ平均は17%上昇し、ナスダックは30%上昇した。新型ウイルス感染に対する、各国政府や中央銀行の大胆かつ迅速な政策をベースに経済再開への期待感が株式市場をサポートした。
急速に落ち込んでいた経済指標も改善を示し始め、景気回復期待が高まっているが、ここに来て感染第2波への警戒感が強まっている。経済再封鎖への懸念も根強く、景気の先行きに非常に楽観的だった株式市場も、ここに来て上値に慎重さを見せ始めている。米国では4万7000件の過去最多の新規感染者が確認され、米公衆衛生当局も1日10万件に拡大する可能性があると警告している。
なお、このあと日本時間23時にISM製造業景気指数が発表され、日本時間の2日午前3時にはFOMC議事録が発表される。
アルファベット(C) 1420.26(+6.65 +0.47%)
フェイスブック 229.45(+2.38 +1.05%)
ネットフリックス 457.48(+2.44 +0.54%)
テスラ 1112.59(+32.78 +3.04%)
アマゾン 2761.85(+3.03 +0.11%)
エヌビディア 378.03(-1.88 -0.49%)
ツイッター 30.99(+1.20 +4.01%)
ダウ採用銘柄
J&J 140.68(+0.05 +0.04%)
P&G 119.26(-0.31 -0.26%)
ダウ・インク 41.04(+0.28 +0.69%)
ボーイング 187.10(+3.80 +2.07%)
キャタピラー 127.91(+1.41 +1.11%)
レイセオン 62.56(+0.94 +1.53%)
ビザ 192.88(-0.29 -0.15%)
ナイキ 97.99(-0.06 -0.06%)
ウォルグリーン 42.34(-0.06 -0.14%)
3M 157.36(+1.37 +0.88%)
エクソンモビル 45.25(+0.53 +1.19%)
シェブロン 90.31(+1.08 +1.21%)
コカコーラ 45.32(+0.64 +1.43%)
ディズニー 114.98(+3.47 +3.11%)
マクドナルド 186.12(+1.65 +0.89%)
ウォルマート 118.99(-0.79 -0.66%)
ホームデポ 249.83(-0.68 -0.27%)
JPモルガン 94.97(+0.91 +0.97%)
トラベラーズ 114.31(+0.26 +0.23%)
ゴールドマン 199.56(+1.94 +0.98%)
アメックス 96.59(+1.82 +1.91%)
ユナイテッドヘルス 296.83(+1.88 +0.64%)
IBM 120.97(+0.20 +0.17%)
アップル 365.48(+0.68 +0.19%)
ベライゾン 55.27(+0.14 +0.25%)
マイクロソフト 202.44(-1.07 -0.53%)
インテル 59.20(-0.63 -1.05%)
ファイザー 34.15(+1.45 +4.43%)
メルク 77.65(+0.32 +0.41%)
シスコシステムズ 46.58(-0.07 -0.14%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。