ダウ平均は急反発 NY州の死亡者数鈍化でピークアウトへの期待感=米国株前半
NY株式6日(NY時間12:17)
ダウ平均 22182.40(+1129.87 +5.28%)
ナスダック 7760.48(+387.40 +5.17%)
CME日経平均先物 18855(大証終比:+285 +1.52%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は急反発。新型ウイルス感染への懸念が一服しており、買い戻しが強まっている。 新型ウイルス感染による全米死者数のうち約半数を占めるNY州のクオモ知事が日曜日の会見で「1日の死者数が初めて前日よりも減り、新たな入院患者も前日と比べて半減した」と述べたことで、ピークアウトへの期待感を市場は高めているようだ。米当局者は、「最も厳しい1週間になる」と述べるとともに、トランプ大統領も「トンネルの先に光が見えている」と語っていた。
ほぼ全面高の中、ダウ平均は寄り付きから大幅高で始まり、上げ幅は1100ドルを超えている。米国債利回りも上昇しており、銀行株が上昇しているほか、ボーイングを始めとした産業株も上昇。航空や旅行レジャー関連株も買い戻しを強めている。
第2四半期の米経済は30%超のマイナス成長が予想されているものの、米政府の大型景気対策やFRBの無制限緩和で、その後はプラス成長を取り戻すとの期待も出ている。楽観的な向きは第3四半期にもプラス成長を回復との見方もあるようだ。しかし、その一方で、今回の新型ウイルス感染による企業や消費者に及ぼす影響は経済活動を損ね、米国株は過去のリセッションで盾となってきたが、今回はその防御を期待できない可能性がある。相場が底をつけたと考えるのは時期尚早との慎重な見方も出ているようだ。
IT・ハイテク株もほぼ全面高で、ナスダックも5%超急伸している。
アルファベット(C) 1157.31(+59.43 +5.41%)
フェイスブック 162.03(+7.85 +5.09%)
ネットフリックス 371.82(+10.06 +2.78%)
テスラ 510.89(+30.88 +6.43%)
アマゾン 1967.04(+60.45 +3.17%)
エヌビディア 261.29(+17.38 +7.13%)
ツイッター 24.94(+1.85 +7.99%)
ダウ採用銘柄
J&J 136.92(+2.75 +2.07%)
P&G 116.58(+1.50 +1.31%)
ダウ・インク 30.14(+2.17 +7.74%)
ボーイング 138.36(+13.84 +11.23%)
キャタピラー 119.62(+4.95 +4.24%)
レイセオン 56.70(+6.77 +13.56%)
ビザ 163.77(+11.92 +7.57%)
ナイキ 83.72(+4.86 +6.06%)
ウォルグリーン 41.74(+1.07 +2.66%)
3M 138.60(+4.81 +3.49%)
エクソンモビル 40.07(+0.86 +2.13%)
シェブロン 77.90(+2.79 +3.67%)
コカコーラ 46.08(+2.25 +5.12%)
ディズニー 97.79(+3.91 +4.03%)
マクドナルド 170.43(+10.10 +6.25%)
ウォルマート 123.64(+4.16 +3.51%)
ホームデポ 188.13(+9.43 +5.20%)
JPモルガン 89.14(+5.09 +5.82%)
トラベラーズ 98.86(+4.97 +5.11%)
ゴールドマン 156.63(+9.70 +6.47%)
アメックス 83.07(+9.47 +12.35%)
ユナイテッドヘルス 242.19(+12.70 +5.28%)
IBM 112.40(+6.06 +5.51%)
アップル 253.82(+12.41 +5.07%)
ベライゾン 56.12(+1.42 +2.57%)
マイクロソフト 161.44(+7.61 +4.90%)
インテル 57.17(+3.04 +5.59%)
ファイザー 33.98(+0.34 +1.03%)
メルク 78.82(+2.57 +3.34%)
シスコシステムズ 40.71(+1.65 +4.15%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。