期近は続落、リスクオフの動きやサウジ減産協議拒否で=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=21.51(-1.09)
ニューヨーク原油は期近が続落。2兆ドル規模の米景気対策法案が下院で可決されたものの、米国内の新型コロナウイルスの感染者が世界最多となったことなどが嫌気されて、再び金融市場でリスクオフの動きが強まり、米株が反落したこともあり、売り圧力が強まった。また、サウジアラビアがロシアと減産について協議するつもりはないことが報じられたことも売りを誘った。ただ、米国の稼働中の原油掘削装置(リグ)数が前週比で40基も急減していたことで、米国の時間帯の午後後半には安値から大きく切り返した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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