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英ポンド/米ドル、下降トレンド序盤の時間帯

達人の予想 

英ポンド/米ドル、足もとのポイントと見通しは?

英ポンド/米ドル・日足・複合チャート
英ポンド/米ドル・日足・複合チャート

【注目ポイント1】BB・±2σラインの“エクスパンション”成否
【注目ポイント2】ローソク足の“下降バンドウォーク”成否
【見通し】昨年11月時安値「1.27690ドル」付近までの下押しも

英ポンド/米ドルの下値メドは?

英ポンド/米ドル・日足チャートにおいて、下押しフロー主体の相場展開が示現しつつあります。

同チャートでは、1) 21日MA(移動平均線)がやや右肩下がりとなっていること、2) 遅行スパンがローソク足を下放れしつつある(別図黄色丸印)こと、3) ローソク足の上方に赤色の雲(=抵抗帯、先行スパン)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があること、そして、4) DMI(方向性指数)で+DIと-DIが収斂する形となっている(別図赤色点線丸印)ことから、英ポンド/米ドルは下降トレンド序盤を示すチャート形状となっていることが視認できます。

本稿執筆(7日)時点におけるローソク足は、下値サポートラインとして機能するBB(ボリンジャーバンド)・-2σライン(≒1.29114ドル)を一時下回る動きとなっており、これからの時間にかけて、BB・±2σラインの拡張(エクスパンション)とともに、ローソク足がBB・-1σラインと同・-2σラインの間を推移する“下降バンドウォーク”が示現した場合は、もう一段の下値追いとなる可能性も。

その場合は、各メルクマールの“フェイク”(ダマし)にも十分留意しつつ、昨年11月8日時安値である「1.27690ドル」(別図赤色三角印)付近までの下押しを想定すべきでしょう。

執筆者 津田隆光

執筆者 : 津田隆光|マネースクエア チーフストラテジスト

(株)マネースクエア チーフストラテジスト。テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、M2TV「マーケットView」やラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のマーケットスクエア」に出演中。

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