ユーロドルは売り優勢 PMIに失望=NY為替
きょうのユーロドルは売りが優勢となっており、1.1030ドル近辺まで値を落としている。この日発表になったユーロ圏PMIがユーロ売りを誘発している。製造業のPMIは下げ止まりを示していたものの、今度はサービス業が弱かったことが失望的感を強めたようだ。また、この日発表の英PMIが弱い内容となり、ポンドに連れ安した面もあるようだ。
きょうはラガルドECB総裁の講演が伝わっていた。新たなポリシー・ミックスが必要としており、財政政策を組み合わせることでECBの目標達成が早まるだろうといった趣旨の内容だった。
ドイツを始めとした加盟国の政府をラガルド総裁が説得できるかが鍵となりそうだが、少なくともいまのところは、ドイツ政府は財政刺激策の拡大には消極的な姿勢を示している。
ユーロドルはきょうの下げで、21日線に跳ね返された格好となっている。目先は1.10ドル割れを再度試すか注目される。
EUR/USD 1.1029 EUR/JPY 119.81 EUR/GBP 0.8599
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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