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外需牽引で、日経平均続伸

達人の予想 

日経平均、6連騰

日経平均は67円高の22867円。
グローベックスも、上海市場も堅調に上昇している中で、東京市場もじわりと続伸。
とくに死角はありません。
変わったところと言えば、シクリカル(景気敏感)株中心に、主に外需系が相場を牽引しました。
内需系は全体に軟調です。食品はほぼ壊滅。ゼネコン、不動産、電鉄という典型的な内需セクターが弱かったのです。
89年史上最高値38957円から、2008年最安値6994円までの下げ幅のちょうど半値戻しが22976円ですから、本日の終値6997円からは、あと109円。わずか0.48%ほどの「のりしろ」です。
TOPIXベースですと、半値戻しの1789まで、あと8.5%の「のりしろ」がありますから、まだパワーが必要です。
通常、アメリカでは年間運用のアノマリーとして「ハロウィンで買え」というジンクスがあります。翌年の2-5月の税還付金の時節(年間で一番買い圧力の大きい期間)を経て、その最高潮の5月で売れと言うジンクスです。5月には、アメリカではちょうどハイテクフェアが行われるので、「ハロウィンで買って、ハイテクフェアで売れ」というわけです。
ハロウィン(10月末の万霊節)は、ファンドの年間の損益通算の期限が、10月末ないしは11月末であることから、およそ半分経過したところで、とりあえず「もう下げないだろう」ということで、買えというジンクスになっているわけです。
ただ、今年は前半相場が昨年に引き続き荒れ模様であったことから、年後半(とくに秋)に相場が大きく下がる可能性は非常に少ないでしょう。
従って、とくにこのジンクスにこだわる必要もないのです。

シクリカルの順番~あくまでトップ集団で攻めるべし~

この相場上昇は、春以降の半導体セクターの先駆的上昇から始まりました。
8月に、相場がしゃがんでしまったので、危ぶまれましたが、その後ようやく、半導体に続く2番バッターが化学セクターらしい、ということが当レポートではわかってきました。
残ったディープシクリカル(尖鋭な先行業種)というと、海運、鉄鋼、非鉄、機械、商社、電子・機械部品といったところですが、これらはほぼドミノ現象で上がってくるはずだ、とも述べました。
従って、できるだけ1番2番で攻めるべきで、その他の「出遅れ」のディープシクリカルは、せいぜい補完的に買うのにとどめたほうが良い、とも述べました。
あくまで、先頭を切って上昇したセクターが、この相場の最後まで上がり続ける「はず」だからです。

出遅れを買う場合

さて、出遅れのディープシクリカルですが、先述のセクターのうち、動意を明らかに見せ始めた感じがするのは、非鉄と機械です。(海運もそうなのですが、これはどうも特殊事情による船腹需給逼迫という背景があるので、括弧でくくって考えたほうがよさそうです)
非鉄は、ベンチマークが住友金属鉱山<5713>ですが、本日は、非鉄の中でもとりわけ出遅れの(200日線下)東邦亜鉛<5707>のような銘柄まで9月の戻り高値を更新して、短期的にはチャートは底入れ完了となっています。
続いて、機械です。重鎮のファナック<6954>は4月の戻り高値トライにすでに入ってきています。このところ中堅の機械銘柄、牧野フライス<6135>、DMG森精機<6141>などが、相次いで年初来高値トライに入ってきています。出遅れていたツガミ<6101>ですら、これに追随する動きです。
こうした非鉄、機械こそは、往年の先行指標だったのですが、今回は半導体、化学の後塵を拝した格好になったようです。
これらは、先述通り、中核とはならないので(半導体と違い、今回は先駆しなかったので)、あくまで半導体・化学をポジションの中核として、それを補強する衛星銘柄として組み入れていくということにとどめたほうが良いでしょう。

戦略方針

日経レバレッジETF<1570>を引き続きホールド続行中です。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

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