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日経平均は3日連続5日線上で推移

達人の予想 

朝方の混乱~また変なアルゴリズムが作動してしまった模様

朝からグローベックス市場では、NYダウ工業株先物は232ドル安。
先物市場は急反落ということです。
日本人のノーベル化学賞受賞の好材料と衝突する格好になったわけです。
これは多分に米中協議の進展度合いを巡る観測・情報が錯綜したためだと考えられます。
アメリカと中国で、言っていることが異なるので、市場が混乱していたようです。
まず、次官級協議で目立った進展が無かったという報道がありました。
その上で、中国サイドでは、李鶴副首相と訪米に関して、10-11日の二日間の協議という話だったところ、10日で切り上げるという報道が出ていました。これは香港のサウスチャイナモーニングポストの報道です。
アメリカサイドでは、李鶴副首相の日程は把握していないとしながらも、協議は二日間の予定だと言っており、両者の言うことが違っていたことが要因だったようです。
それに、ファンドのアルゴリズムが妙な反応をしてしまい、グローベックス市場で米国株先物が大きく下ブレしてしまったのではないかというわけです。
この情報の錯綜は、単に両者の連絡不足だったのか、交渉を有利に進めるための駆け引きにすぎなかったのか、この辺は不明です。
ちょうど、明日はオプションSQですから、東京市場ではオプションの整理なども発生したかもしれません。
この混乱で日経平均が朝から下げたわけですが、ボトムをつけたのがちょうど9時半ごろでした。早い織り込みというものは、だいたい30分間です。(普通は1時間から1時間半です)
次第に朝方の情報混乱から立ち直り、プラス圏に浮上しています。その後は動きが鈍くなりました。引けは、95円高の21,551円。

物色は、どうしても米中関連を回避したい傾向

こういう状況なので、相次ぐ米中関連の錯綜する報道で、相場が右に左に振らされるのはたくさんだということでしょうか、任天堂<7974>のようなディフェンシブ系が優勢です。
これはできるだけこのテーマには距離を置きたいという市場心理なのでしょう。
ただし、依然として半導体株価がしっかりしています。なんといでも最も強いのはアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>といったベンチマークです。

今後要注意は中小型株という説

一方、今後とくに気をつけなければいけないのは、中小型です。
もし、当レポートの期待しているような、15日を転換点として相場が上昇トレンドに入っていった場合、おそらく指数プレイになると思われるので、大型有利の展開変わってきます。
一方中小型株ですが、流動性が細ってきている点を、本日の日経新聞朝刊「スクランブル」では指摘していました。
今年3月から6ヶ月連続で、中小型株投資の投信からの資金流出が続いているというのです。運用成績が冴えないことから、こうしたファンドからの個人の資金引き出し(解約)が増えているというのです。
とくに9月は小型株の下落が目立っていたようです。
もともと、外人などのファンドも日本の中小型株の買いを拡大させていたため、流動性が低くなってきていたところに、こうした解約売り圧力が出てきたため、「売れずに身動き取れなくなるのが怖い」という向きも多くなってきているようです。
とくに、10月下旬から本格化する日本企業の決算発表シーズンでは、中小型株の株価の振幅は、要注意かもしれません。業績やファンダメンタルズとは無関係な売りが出る傾向が懸念されるからです。

ノーベル賞関連の物色~一過性

朝から混乱気味の東京市場だったわけですが、相場を支える材料としては日本人のノーベル化学賞に受賞者が出たという材料でした。
筆頭銘柄は、出身の旭化成<3407>ということになりますが、それ以外では、正極材の田中化研<4080>、セパレータの高度紙<3891>、電解質の関東電化<4047>やステラケミファ<4109>など急伸する局面がありました。
ただ、注目されたリチウムイオン電池ですが広く普及をしているところですので、これらの企業の業績がここからてきめんに良化するというシナリオにはむすびつきません、
従って、今後長期的にはトレンドは発生してくるだろうとは思いますが、当面このカテゴリーをほかに比べて優先的に選択する投資対象だという話にはならないでしょう。

戦略方針

日経ダブルインバースETF<1357>の買い持ちでフルポジションを維持しています。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

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