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今週の米ドル/円予想 15日に関税発動なら円高か(10/7週)

達人の予想 

【先週のドル/円の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済指標
今週の主要経済指標

先週の米ドル/円は反落。週初107.99円で寄り付いた米ドル/円は、一時108.480まで上昇したものの、米経済指標が軒並み弱い結果だったことを受けて、軟調に推移し106.50割れまで下落。週末に発表された雇用統計は強弱入り混じる内容でしたが、マーケットは失業率の低下を好感して一時107.10台まで回復。106.850で引けました。
なお、先週発表された米経済指標はISM製造業景気指数が47.8(市場予想:50.0、前回:49.1)と2か月連続の50割れ、ADP雇用統計が前月比13.5万人増(市場予想:同14万人増、前回:19.5万人増→15.7万人増に下方修正)、ISM非製造業景気指が52.6(市場予想:55.0、前回:56.4)。雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比13.6万人増(市場予想:14.5万人増、前回:同13万人増→16.8万人増に上方修正)、失業率が3.5%(市場予想:3.7%、前回:3.7%)、平均時給が前年比2.9%(市場予想:3.2%、前回:3.2%)、前月比0.0%(市場予想:0.2%、前回:0.4%)でした。雇用統計については、失業率の低下とNFPは市場予想よりも弱かったものの過去分が上方修正されたことが好感されたと考えられます。

なお、今週は、発表される主な経済指標は以下のとおりですが、特に、10月10-11日におこなわれる米中閣僚級通商協議に注目です。本日、早朝のヘッドラインでは、中国が協議の範囲を狭める意向を示しており、マーケットは米中通商協議が不調に終わるのではとの懸念からやや円高でスタートしています。ここで米中の合意に漕ぎつけない場合は、15日の関税発動が想起され、その場合は更なる円高の可能性があります。

また、FOMC議事録公表やFEDの要人発言にも注目です。前回のFOMCでは、FEDの2019年末の金利見通しが1.875%でした。現在は1.75-2.00%ですから、年内の利下げはあって1回というところです。しかしながら、先週は複数の米経済指標が弱く、マーケットは今月のFOMCでの利下げを82.8%織り込んでいます。
これまで、FEDは予防的利下げとしていましたが、10月のFOMCで連続利下げとなると、予防的な利下げではなく、景気後退に対する対応となり話が変わってくるわけです。

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】
【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

米ドル/円の週足チャートです。
移動平均線は上から順に52週MA(109.711)、26週MA(108.123)、13週MA(106.976)で、それぞれ下向き、13週MAにサポートされていた価格は先週、これをブレイクしてるため、中長期的には売り目線です。また、ストキャスティクスは%Dが56%、Slow%Dが62%と%DがSlow%Dを割り込んでおり、短期的にも戻り売りと見ています。

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】
【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

米ドル/円の日足チャートです。
200日MA(109.088)が下向き。価格は一目の雲(上限106.885、下限106.240)の中に突入しています。
さらに、価格は基準線(107.108)や転換線(107.478)の下側にあり、これらにレジストされています。一方で、遅行スパンは日々線の上に位置しており、当面はこれらがサポートとして意識されます。
なお、ストキャスティクスは%Dが23、Slow%Dが35となっており、相場のモメンタムは弱いです。
そのため、目先のドル円相場は、基準線や転換線をバックに戻り売りを考えています。

このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

執筆者 山口哲也

執筆者 : 山口哲也|フジトミ証券株式会社 チーフテクニカルアナリスト

株式会社フジトミ 国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト 金融機関でアナリストとして経験を積んだのち株式会社フジトミ入社。幅広い手法を網羅した緻密な分析とわかりやすい解説が好評。日経CNBC・東京MXテレビ等メディア出演多数。

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