広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

思った以上に堅調な東京~配当取りがサポート

達人の予想 

グローベックスが朝から高い気配

本日の東京市場は、100円くらい、軽く安いかと思いましたが、意に反して思った以上に堅調でした。
19円高の22,098円。22,000円台を固めた一日となりました。
朝から、グローベックス市場の米主要株価指数先物が強かったことが一つの背景です。
ダウ工業株先物で、当初はせいぜい30ドル高くらいの気配でしたが、にわかに100ドル高前後まで気配を切り上げ。
テロップで流れたのは、NY引け後に、ムニューシン財務長官談話として、「来週、中国の李福副首相が訪米」ということが明らかになり、米中協議再開の見込みと市場が認識した模様です。
もちろん、東京市場はすでにご承知の通り、9月中間期末を控えて、配当取りの動きがあるわけで、年金中心に最大で7,000億円の買いということでした。すでにそれは始まっているのでしょうが、これが基本的に相場を支えているということは確かにあるでしょう。
本日に限って言えば、セクターではディフェンシブ系のほうがやや優位な展開でした。

とにかく半導体から降りてはいけない

本日は、先週20日に、突然のインドの巨額な減税発動のニュース、日立<6501>が日本企業としては目を見張るリスク選好的な積極経営に打って出たニュースなど個々の大型株にも材料はあり、物色を集めました。
セクターで観ますと、バイオの切り返し(そーせい<4565>など)や、ゲームの続伸(コロプラ<3668>など)という、幕間つなぎの対象が引き続き目立った強さを見せていますが、やはり筋としては、景気敏感業種のうち先行的な半導体からはとにもかくにも降りてはいけないと思っています。
相場内容が良化してきているわけですから、半導体関連に限った話ではありませんが、一番このセグメントが事実としてファンダメンタルズの好転を先行的に株価が示しているわけですから、ここから降りる手はありません。
いろんな物色対象は出てきていますから、好みでさまざまな銘柄を買うのは良いのですが、この半導体関連が肝なわけですから、ポジションの中心軸からこの半導体関連を外すわけにはいきません。

外人は、確かに買ってきている

9月13日までの週の、裁定買い残は3,347億円ということで、底辺が続いています。
これに変化が出てきているはずです。
33業種別のチャートを見ますと、24業種が200日線を超えているのです。
年初来高値更新をしているセクター指数ということでは、12銘柄を数えていますし、年初来高値水準に肉迫しているものをいれますと、さらに増えます。
外人が裁定売り残を記録的な水準まで膨張させてしまっているので、まずはこの解消が進んでいるのであろうと思いますが、そうだとすれば当然、返す刀で裁定買い残の積み上げも始めているはずです。
これが事実であれば、10-11月末のファンドの損益通算期限までは、上げ(=買い)主導で相場が押し上げられていくというすなおなシナリオ想定で良いのではないかと思っています。
外人は少しずつですが、4週連続で一応買い越しですし(今週も恐らく買い越しでしょう)、とりあえずこれが一巡するまでは、少なくとも相場が下がるということはないでしょう。
この「一巡」がいつかというと、短期的には来週末から一週間は月間のアノマリーですから、そこは相場が足踏みするのか、押場になるかもしれません。
ただ、この一巡後は最終的にどこまで上がるかということが問題になってきます。

戦略方針

日経レバレッジETF<1570>のフルポジション。このままホールドです。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます