往って来いでドル円は軟調。その理由と今後の行方は?

達人の予想 

今週の売買戦略は?

■先週のドル円は、サウジアラビア石油施設に攻撃されたという報道をきっかけにギャップダウンのスタートとなりました。

しかし、その後は「有事のドル買い」や米中通商協議進展期待から108円ミドルまで上昇。

週末は再度、米国ガイラン中銀などを対象とした「最高度の制裁」を科したことや中国代表団が米農家視察を早期に切り上げたことがきっかけになり、往って来いとなり107円ミドルで終了しています。


■さて、今週は以下の材料や動向がポイントとしています。

1:米国とイランの対立の行方

「最高度の制裁」を科したことで、軍事的な資金源を断つと明言しているものの、軍事的行動を完全にシャットダウンできていないことは地政学リスクが排除できていないことを意味しています。
それゆえドル買いと逃避先通貨買い(日本円)が優勢の動きがあるとみています。


2:米中通商協議の行方

米中次官級協議が20日で終了しました。
しかし、これといった進展はなく、むしろ先週末の中国代表団の米農家視察を早期終了したことが少々、気がかりなところです。

また、トランプ大統領も来年の大統領選までの合意にこだわっていないことも示唆していることや「部分合意」にも全く興味をもっておらず、その意味では「暫定合意」という言葉だけが独り歩きしているだけに、時間の経過とともに期待感は失望感に変化する恐れすらあります。
また、動向次第では再度、制裁関税を上乗せする可能性があるだけに油断できないとみています。


3:米経済指標の結果

先週のFOMCの結果では予想通りの結果、そしてパウエル議長からのコメントにも手掛かりがなく期待外れに終了しました。
しかし、先週末のクラリダFRB副議長のインタビューでは世界の経済減速の懸念を強調し、更に米景気の好調が11年目に入っていることや現在進行中のリスクを考慮することにも言及しています。
それゆえ、今後の米経済指標の動向には神経質になる可能性があるとみています。以下の経済指標に注目したいです。

・23日(月)9月製造業購買担当者景気指数(PMI)
・25日(水)8月新築住宅販売件数
・26日(木)米4-6月期四半期実質国内総生産(GDP)
・27日(金)8月個人消費支出(PCEデフレーター)


■最後にドル円のテクニカルと戦略です。

日足チャートでは移動平均100日線をあっさりと突破したものの、再度、週末の下げで下抜けしています。
テクニカル的にも調整が入りやすいタイミングだったので想定の範囲だとみています。

今週は、「107円の攻防」になるのではないかと予想しています。
水平線でみても107円の大台では押し目買いも入る可能性もあるので注目したいです。

もし、107円を簡単に突破するようであれば、もう一段の下落もあるので追撃で売りを仕掛けたいと考えています。

平野朋之

執筆者 平野朋之|株式会社トレードタイム代表取締役

トレードタイム 平野朋之 ネット証券にてFX事業全般の業務、自己売買部門でのディーラー業務、投資情報室にて日経225の情報発信、セミナー講師を務める。その後投資顧問会社を経て、マーケット情報発信、セミナー講師、独自手法での資金運用業務を行う

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