FOMC、追加緩和期待後退で、ドル円108円台半ば。
マーケットコンディション
昨日のドル円は、108.10円で始まると、東京時間・ロンドン時間はFOMCを控え108円台前半で小動き。NY時間、FOMCでは、市場予想通りFF金利の誘導目標を0.25%引き下げ1.75-2.00%と決定。FOMCメンバーの政策金利見通しは、2019年・20年は追加利下げを見込んでいないことが明らかになり、追加緩和期待が後退。パウエルFRB議長記者会見では、「米景気見通しを支え、リスクへの保険となる」「経済が弱まれば、さらなる連続利下げが必要になる可能性もある」となり、市場は、ややハト派と解釈されたが、ドル円は108.47円まで上昇。
FOMC、追加緩和期待後退で、ドル円108円台半ば。
FOMCで、来年までの利下げは見込んでいないというのは、買い意欲が高まる内容である。ただ、米中貿易交渉や日米貿易交渉が続くなか、トランプ米大統領の発言には警戒が必要とみる。テクニカル的には、昨日の高値108.47円は、4/24の112.39円から8/26の104.44円に対する戻り50%(108.41円)レベル到達。目先は上目線が強く、109円台を狙う展開か。
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。