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8月の下落相場は、ほぼ回復

達人の予想 

物色、明確に変化~ディフェンシブからシクリカルへ

日経平均は、205円高の21,597円。
昨晩米10年国債利回りが1.7%台に続伸したことから、東京市場ではかなり明確に物色の変化が出ました。
昨日反落したOLC<4661>が続落。さらに東証REIT指数も続落。いずれもトレンドを崩しました。
一方対照的だったのは、何と言ってもトヨタ自動車<7203>の7月戻り高値更新でしょう。
但し、証券セクターが「かたまり」となって上昇してきたことから、この短期的な戻り相場も終盤に入ったということが言えます。一巡は近いということです。
当然考えられるのは、メジャーSQが一つのタイミングとしては目安になるということです。
ただ、例の相場循環の2番バッターである機械セクターも一斉高してきていることから(工作機械受注8月分が、仰天の悪化であったにもかかわらず)、次の相場のステージも同時に動き始めているわけです。
SQ後、今起こっている短期的な戻り一巡したあとで、次の相場ステージにスムーズにバトンが渡されるのか、それともいったんしゃがむのか、ここは来週見極める必要がでてきます。
本日は前場、グローベックス市場ではNYダウ工業株先物がトントン、ないしは若干マイナスでしたが、後場プラスに気配が切り上がり、50-70ドル高。この時点で日経平均は本日高値21,619円まで上昇しています。
ちなみに、上海コンポジット指数は前日終値近辺でもみ合いでした。

メジャーSQまでの短期戻りサイクル

先週5日のレポートで詳しく今週の相場想定について解説しました。
簡単にしてしまえば、「アノマリー破り」です。結果、今のところは想定通り、上昇基調が続いています。買い方が、メジャーSQを控えた売り方の足元を見て、先行買いしているというのが実態です。当然、売り方も逐次撤退戦を繰り返しているでしょうが、彼らがショートポジションを大きく解消するには、SQ当日を待たなければなかなか解消し切れるものではありません。
従って、この「アノマリー破り」の相場展開はほぼ、買い方にしてみれば出来レースのようなものです。
本日は、メジャーSQまでの戻りの短期サイクルの中間にあたります。
SQ後は東京市場の場合、3連休をはさみますから、一応先日来述べているように、キャッシュ比率を1-2割確保しておくことが望ましいでしょう。

短期的な過熱感~25日線からの上方乖離率

日経平均は、続伸して7連騰。25日移動平均線からは3.5%前後の上方乖離率になってきています。ただ%を基準にしていると、読み間違いが多いので(というより大きい誤差になることが多いので)、5%とか10%とか言ったような「決め事」はしないほうがよいでしょう。
銘柄によって、あるいは指数によって、かなり乖離率の限界も異なるからです。

すべてのものが巻き戻す

米長期金利の反転上昇、日米株価指数の戻り相場、金先物の反落、REITの反落と、さまざまなものが逆回転し始めています。
動機は、言うまでもなく、短期的投機筋(ヘッジファンドなど)のポジションの切り替えです。
記事はインタビュー発言を引用して「世界的に景気敏感株へのシフトが起きた」としています。いい加減なものです。すべては彼らのポジショントークだからこういうことになります。

戦略方針

日経レバレッジETF<1570>のフルポジション。このままホールドです。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

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