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全体は様子見だが、個別はいけてる

達人の予想 

全体と個別で、あまりにも違和感・温度差のある一日

4日ぶり反落。58円安の20,618円。寄り前のCME先物の水準よりは、100円ほど上で着地したということになります。下落で終わったとはいえ、一応本日の高値圏で終わっています。
そもそも売買代金1兆5,000億円と、お盆休み以下の薄商い。今年最低かもしれません。
後場にあっては、38円の値幅しか動きがありませんでした。まさに夏枯れ。
いかにもイベントリスクを控えて、市場参加者の腰が引けている状況ですが、個別の銘柄を見るとかなり温度差があり、結構買いの選択肢は多いというのも実情です。
シクリカル(景気敏感)か、ディフェンシブかは、判然としません。かなり混在しています。
ファーストリテイリング<9983>がダントツで日経平均にプラスの寄与度を発揮していました。自然に考えれば、先物売りと現物買いという裁定買いではないのか、という気がします。
もう一点あげるとすれば、本日の相場を一言に集約すれば、東京エレクトロン<8035>が寄与度でNo2にあるということです。高値更新。しかもNo3には同じく半導体製造装置のアドバンテスト<6857>がつけているということ。このことだけでも、明らかに底流では、相場上昇にベットする動きがあると考えられそうです。
業種別では、昨日さげたゴムだけが、終始プラスだったということを除けば、ほぼ全セクターが下落しているわけで、冒頭で述べたように、非常に個々の銘柄の動きを見ると、この全体的な軟調さとはかなり違和感が際立った一日だったといえそうです。
グローベックス市場ではNYダウ工業株先物は、20-30ドル高の気配でしたが、引けにかけては60ドル高の気配にやや切り上がり。
中国上海コンポジット指数は、これで三日ほぼ同じ水準で横這い。25日移動平均線は確保しつづけています。この渦中の中国が25日線上だというのに、日本がとても25日線になど届かないというのは、なんとも情けない話です。

カレンダースケジュールを再び確認する

当レポートの想定は、8月15日の米国債利払いが相場転換の第一ステージ。
続いて、22-24日のジャクソンホールのシンポジウム、24-26日のG7が第二ステージ。
9月1日のアメリカによる対中関税第四弾(一部は12月中旬まで延期です)が第三ステージ。
ここに、もう一つのスケジュールが予定されています。まったく収束が見えない香港騒乱ですが、実は毎年9月頭には、香港において、「一帯一路」関係国のフォーラムが開催されます。
一方で、米中協議は、2週間以内に首脳電話会議という予定がもともと公表されていました。
月末から9月頭、また一つ相場の波乱要因が増えそうです。
ちょうどこれらのスケジュールが最終局面を迎える9月第一週というのは、そこから一週間が、月間では一番相場が下がりやすいアノマリーになります。
想定としては、この月間のアノマリーで相場が一休みするまでは、イベントごとに(うまく消化できればの話ですが)順調に上昇トレンドを歩んでいくはずだ、というふうに考えています。
イベントを消化できなければ、もたつくかもしれません。このへんは、臨機応変にしていかなければならないのです。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

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