【通貨別まとめと見通し】メキシコペソ円
【通貨別まとめと見通し】メキシコペソ円
先週のまとめ
前週のメキシコペソ円は、9月に入っての上昇傾向に対して、一時的な調整局面となった。先々週末の8円15銭に迫る動きから、7円96銭と節目の8円ちょうどを一時下回った。週末を前に円高一服が市場全体で見られ8円1銭台に戻すと。週明けは自民党総裁選を受けた円の全面安に8円20銭台まで上昇。
テクニカル分析
- **レジスタンス**: 8.25
- **サポート**: 8.10-8.15 心理的節目8.00
中長期:
トレンド(日足) 長期的な上昇トレンドは継続中。直近は高値圏で上下動するレンジ相場を形成しており、次の方向性を探っている状況。 中立〜強気
移動平均線 (MA) 50日移動平均線、200日移動平均線はともに上向きで、価格の下方に位置し、中長期的な強力なサポートとして機能。価格は短期MAの上方に位置していることが多い。 強気
RSI (14) 中立水準(例:50~70の範囲)で推移していることが多く、過熱感は限定的。トレンド再開のためのエネルギーを蓄積している可能性がある。 中立
MACD シグナルラインとの接近や交差が多く見られ、強いトレンドがないことを示唆。しかし、ゼロラインの上方で推移している限り、上昇基調は崩れていない。 中立
今週のポイント
メインシナリオ(レンジ内での推移) 8.10円~8.25円程度のレンジ内で、底堅く推移する可能性が高い。円安と高金利維持の期待が下値を支えるが、メキシコ国内の懸念(インフレ減速など)が上値を抑制。 米国の経済指標が中立的、メキシコのCPIなどが予想通り。
代替シナリオ(レンジブレイク・上昇) R1を突破し、一段と上昇。 強い円安要因や、予想を上回るメキシコのインフレ率などで、BOMの早期利下げ観測が後退した場合。 原油価格の急騰、米国の利下げ観測が高まる(ペソ買い要因)。
今週の主な結果と予定
10/09 21:00 消費者物価指数(CPI) (9月) 予想 0.22% 前回 0.06% (前月比)
10/09 21:00 消費者物価指数(CPI) (9月) 予想 3.76% 前回 3.57% (前年比)
10/10 21:00 鉱工業生産指数 (8月) 予想 0.2% 前回 -1.2% (前月比)
10/10 21:00 鉱工業生産指数 (8月) 予想 -2.1% 前回 -2.7% (前年比)
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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