東京株式（前引け）＝前日比２５６円安、決算発表に対する警戒感も浮上

　２５日前引けの日経平均株価は前日比２５６円１０銭安の４万１５７０円２４銭。前場のプライム市場の売買高概算は８億８４３３万株、売買代金概算は２兆２８４２億円。値上がり銘柄数は８７０、値下がり銘柄数は６７３、変わらずは８０銘柄だった。

　日経平均株価は反落。前日の米株式市場はＩＢＭ＜ＩＢＭ＞やハネウェル＜ＨＯＮ＞の下落などが響き、ＮＹダウが３１６ドル安だった。ナスダック指数は上昇し最高値を更新した。この流れを受けた東京株式市場は、日経平均株価が前日比６５円安と値を下げてスタート。前日までの上昇で利益確定売りが膨らんだほか、今後本格化する決算発表に対する警戒感も浮上。日経平均株価は２００円を超える下落となった。自動車株や銀行株などが軟調に推移している。

　個別銘柄では、トヨタ自動車＜7203＞やホンダ＜7267＞、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ＜8306＞が安く、レーザーテック＜6920＞や東京エレクトロン＜8035＞が下落。前日発表の決算内容が嫌気された信越化学工業＜4063＞や三菱自動車工業＜7211＞が急落した。半面、ディスコ＜6146＞やフジクラ＜5803＞、ソフトバンクグループ＜9984＞が高く、アドバンテスト＜6857＞や良品計画＜7453＞は値を上げた。

出所：ＭＩＮＫＡＢＵ　ＰＲＥＳＳ