米10年債利回り低下 インフレ抑制を示す リスク回避の雰囲気も=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:29)(日本時間05:29)
米2年債 3.908(-0.044)
米10年債 4.355(-0.065)
米30年債 4.836(-0.081)
期待インフレ率 2.265(-0.022)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。この日発表の米生産者物価指数(PPI)が前日のCPIに引き続き、インフレ抑制を示したことで、利回りは低下。また、貿易摩擦や中東情勢の緊迫化も伝わり、リスク回避的な雰囲気も利回りを押し下げている。
なお、本日は30年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を下回ったことで、利回りは下げ幅を拡大する場面も見られた。
2-10年債の利回り格差は+45(前営業日:+46)。
*米30年債入札結果
最高落札利回り 4.844%(WI:4.859%)
応札倍率 2.43倍(前回:2.31倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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