反落、OPECプラスの追加増産見通しが重し=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=60.89(-0.64 -1.04%)
ニューヨーク原油の期近は反落。石油輸出国機構(OPEC)プラスのうち8カ国は自主減産の解消を急いでおり、7月の増産規模も日量41万1000バレルと予定よりも上振れすると伝わったことが重しとなった。需要見通しが不透明ななかで、供給過剰懸念が根強い。自主減産を実施している産油国は6月1日のオンライン会合を前倒しし、5月31日に7月の増産規模を決定する公算。なお、5月28日にはOPECプラス全体の22カ国による会合が実施されるが、全体としての減産の取り組みに変更はない見通し。
時間外取引で7月限は62.14ドルまで堅調に推移する場面はあったが上値は伸びず、プラス圏とマイナス圏を行き来する展開が続いた。通常取引開始後は売りが強まると60.26ドルまで下落。ただ、引けにかけては下げ幅を削った。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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