反発、米原油在庫の取り崩し期待が高まる=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=78.63(+0.61 +0.78%)
ニューヨーク原油の期近は反発。4月の米消費者物価指数(CPI)が鈍化したほか、同月の米小売売上高が弱めの結果となったことから、年内の米利下げ開始観測がやや高まり、相場を下支えした。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、製油所への原油投入量が増加し、夏場の需要期に向けて石油製品の増産が始まる気配が強まったことも支援要因。ただ、国際エネルギー機関(IEA)が需要見通しを下方修正したことは重し。
時間外取引で6月限は堅調に推移した後、通常取引開始に向けてマイナス転換した。通常取引序盤には76.70ドルまで下落。ただ、売り一巡後は流れが反転し、78.90ドルまで上昇。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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