小反落、中東情勢の緊迫感がやや後退=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=81.90(-0.32 -0.39%)
ニューヨーク原油の期近は小反落。イスラエルがシリアのイラン大使館を空爆したことをきっかけとするイランとイスラエルの武力衝突が一巡し、中東情勢の緊迫感がやや後退したことが重し。先週末、イスラエルがイランを攻撃したと伝わっているが、イランは反撃しておらず、報復の連鎖が途切れた。ただ、米国でイスラエルやウクライナを支援する法案が今週にも成立する見通しで、パレスチナ自治区ガザやウクライナで混乱が続く公算であることは相場を下支えした。
時間外取引で6月限は80.70ドルまで下落したものの、通常取引開始を控えて売りは一巡した。通常取引が始まると一時82.29ドルまでプラス転換したが上値は重く、マイナス圏で引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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