広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

FRB、QTのペースを緩める可能性

株式 

 FRBによる量的引締め(QT)が始まって1年半が経過するが、QT終了が一部の予想よりも長引きそうだとの指摘が出ている。過去1年半、FRBは毎月600億ドルの国債と350億ドルの政府機関債の満期償還の再投資を見送り、バランスシートを縮小して来た。

 一部のFRB政策担当者はQTを当面の問題とは考えていない一方、翌日物リバース・レポ取引の需要がFRBのバランスシートの規模を上回る速さで減少しており、流動性がFRB内の金融システムに戻りつつあることを示唆している。

 現時点で、FRBが7月まで国債の保有額縮小を月600億ドルから300億ドルにペースを落とす、いわゆるテーパリングを実施する可能性を完全に排除したとは考えていないという。しかし、QTのテーパリングのスケジュールにおけるリスクは開始時期が早まるよりも遅くなる方向に偏っていることを示唆しているとも指摘。

 そのような中で市場参加者は、水曜日のFOMCの結果発表後にFRBのバランスシート縮小に関する計画についてさらに詳細を聞くことを期待している。12月FOMCでは、FRBがいつバランスシート縮小のペースを緩めるかについて議論を始めることが適切と一部の政策立案者が主張していた。ローガン・ダラス連銀総裁は今月上旬に、「金融市場で流動性が乏しくなっている兆候があり、バランスシート縮小のペースを緩める必要があるかもしれない」と発言し、憶測を掻き立てている。FRBは3月FOMCでQTのテーパリングを発表し、7月までに終了との見方がいまのところ、コンセンサスとなっている模様。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

\ すぐに取引できるFX会社はここ /
最短即日で口座開設
スマホのイラスト

スマホでカンタン本人確認!

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます