イーベイが決算受け下落 ホリデーシーズンのGMVの見通し嫌気 米シェアを失い続ける=米国株個別
(NY時間09:35)
イーベイ<EBAY> 37.98(-2.80 -6.86%)
eコマースのイーベイ<EBAY>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。総取引額(GMV)も予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。ホリデーシーズンである第4四半期の総取引額(GMV)の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。
同社はアマゾン<AMZN>やウォルマート<WMT>などの大型ライバルに買い物客を奪われ、苦戦が続いていることを示唆した。かつては業界のパイオニアであったが、米国のオンライン消費全体が伸び続けているにもかかわらず、同社は米国での市場シェアを失い続けている。
アナリストからは「第4四半期のGMVのガイダンスは第3四半期が予想を上回る伸びとなったことを覆すものだった。同社はGMVを成長させるために投資を続けている。そのため、第4四半期のEBITマージンは低下する可能性が高い」とのコメントも出ている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.03ドル(予想:1.00ドル)
・売上高:25.0億ドル(予想:25.0億ドル)
・総取引額(GMV):180億ドル(予想:177.7億ドル)
・アクティブ・バイヤー:1.32億人(予想:1.31億人)
・FCF:7.77億ドル(予想:5.26億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.96~1.01ドル(予想:1.02ドル)
・売上高:24.7~25.3億ドル(予想:26.0億ドル)
・総取引額(GMV):179~183億ドル(予想:184億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.17~4.22ドル(予想:4.17ドル)
・売上高:100.2~100.8億ドル(予想:101.5億ドル)
・総取引額(GMV):725~729億ドル(予想:728億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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