アジア株 軒並みの上昇
東京時間17:50現在
香港ハンセン指数 18484.03(+353.29 +1.95%)
中国上海総合指数 3135.89(+37.25 +1.20%)
台湾加権指数 16623.65(+114.39 +0.69%)
韓国総合株価指数 2552.16(+8.75 +0.34%)
豪ASX200指数 7210.46(+50.62 +0.71%)
インドSENSEX30種 65110.80(+114.20 +0.18%)
29日のアジア株は総じて上昇。今週発表された中国政府による約15年ぶりの印紙税引き下げを受けた株式市場の活況化期待などが支えとなった。経営危機が懸念される中国の不動産開発大手碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)の社債償還延長見込みなども買いにつながった。
上海総合指数は続伸。前日の米株式市場で半導体などICT関連の買いが目立ったこともあり、精密機器受託生産の鴻海(フォックスコン)が4%を超える上昇。携帯電話製造の伝音科技(トランシオン)が約12%の上昇と大幅高となった。金融株は売られており、中国四大銀行の中国工商銀行が2.1%、中国農業銀行が1.6%の下げとなった。石油大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ)も1%安。
香港ハンセン指数も続伸。不動産開発の碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)が12%を超える大幅高。グループの不動産管理会社カントリー・ガーデン・サービシーズも10%を超える上昇となった。不動産株は全般に強く中国海外発展、龍湖集団なども5%を超える上昇。ICT関連の世界的な上昇を受けて中芯国際集成電路製造(SMIC)が7%を超える上昇。昨日から取引が再開した不動産の恒大集団(エバーグランデ)はマイナス圏。
豪ASX200指数は続伸。昨日決算などを受けて売りが出ていた鉱物探査会社のフォーテスキュー・メタルス・グループが買い戻されるなど、鉱山・素材株が上昇。鉱山探索のミネラル・リソーシズは8%弱の大幅高となった。航空会社のカンタス航空が前日に続いて売られている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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