クロックスが決算受け大幅安 第２四半期の見通しに失望感＝米国株個別

　靴メーカーのクロックス＜CROX＞が大幅安。取引開始前に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。粗利益率、営業利益率も予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応で、ガイダンスを嫌気している。通期の見通しは上方修正されたものの、第２四半期の見通しが予想を下回ったとが嫌気されている模様。

　事前の期待がかなり高まっており、株価も４月に入って上げを加速させていたが、その分、今回の決算は失望感が大きいようだ。　

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：2.61ドル（予想：2.15ドル）
・売上高：8.84億ドル（予想：8.60億ドル）
・粗利益率（調整後）：54.2％（予想：53.2％）
・営業利益率（調整後）：27.9％（予想：24.5％）
・卸売り：34.2％増（予想：22.8％増）

（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：2.83～2.98ドル（予想：3.23ドル）
・売上高：約10.3～10.5億ドル（予想：10.6億ドル）
・営業利益率（調整後）：約26％（予想：27.4％）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：11.17～11.73ドル（従来：11.00～11.31ドル）（予想：11.22ドル）
・売上高：約39.5～40.5億ドル（従来：約39.0～40.0億ドル）（予想：40.1億ドル）
・営業利益率（調整後）：26～27％（従来：24～25％）（予想：26％）

（NY時間10:31）
クロックス＜CROX＞　121.15（-26.63　-18.02%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美