大幅続落、米景気後退による需要下振れを警戒=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=74.30(-2.77 -3.59%)
ニューヨーク原油の期近は大幅続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は2.77~2.68ドル安。その他の限月は2.59ドル安~0.36ドル高。
預金が流出している米ファースト・リパブリック銀行の暴落が続いたことから、金融システム不安や景気悪化懸念が強まった。信用収縮により米経済は後退していくとみられている。米連邦準備制度理事会(FRB)は米ファースト・リパブリック銀行の緊急貸出制度の利用を制限する可能性があると伝わっている。
時間外取引で6月限は77.93ドルまでしっかりと推移したものの、通常取引開始にかけてマイナス転換した。その後は一時下げ幅を消したが、引けにかけては売りが再び強まり、74.05ドルまで下げた。月初に形成した窓を完全に埋めている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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