【本日の見通し】FOMCを通過して、今後の方向性を探る動きか
【本日の見通し】FOMCを通過して、今後の方向性を探る動きか
注目された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利は予想通りに0.25%ポイントの利上げを実施し、誘導目標を4.75-5.00%に引き上げた。一方、注目のFOMCメンバーの今年末の金利見通し(ドット・プロット)の中央値は5.125%に据え置かれた。
パウエルFRB議長は記者会見で、今回のFOMCで利上げ停止を検討したことを明らかにしたうえで、利上げに強いコンセンサスがあったと述べた。「年内利下げは見込んでいない。想定より高い水準への利上げ必要なら、利上げを実施する」などと述べた。
FOMCの結果発表やパウエル議長の記者会見を受けて、ドル円は131円台前半までドル安円高に傾いた。
FOMCを通過したことでドル円は方向性を探る展開が見込まれる。131円台を中心にもみ合いで推移する展開か。
なお、今日はスイス国立銀行(中央銀行)の政策金利発表(17時半)、トルコ中銀の政策金利発表(20時)、英中銀(BOE)の政策金利発表(21時)などが予定されている。スイス中銀は0.50%の利上げ、トルコ中銀は据え置き、英中銀は0.25%の利上げが見込まれている。
経済指標では、米新規失業保険申請件数(21時半)、米2月新築住宅販売件数(23時)などが予定されている。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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