反落、米国はSPRの追加放出を決定=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=79.06(-1.08 -1.35%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.09~1.08ドル安。その他の限月は1.05ドル安~0.04ドル高。
米国は戦略石油備蓄(SPR)から2600万バレルを追加放出することを決定した。SPRが1983年以来の低水準まで減少していることもあって、この放出については米エネルギー省(DOE)が売却中止を検討していたものの、実施されることになった。米消費者物価指数(CPI)を手がかりに一時下げが強まったが、売りは巻き戻された。石油輸出国機構(OPEC)が月報で、今年の需要見通しを上方修正したことが下支えとなった。
時間外取引から3月限は下落。通常取引開始後は77.46ドルまで下げ幅を拡大。ただ、安値からは切り返して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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