上昇、堅調な米GDPを好感=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=81.01(+0.86 +1.07%)
ニューヨーク原油の期近は上昇。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.84~0.86ドル高。その他の限月は0.42ドル安~0.81ドル高。
昨年10-12月期の米国内総生産(GDP)・速報値が堅調だったことから、米経済のソフトランディング期待が高まったことが相場を押し上げた。物価高・金利高を背景に米経済は圧迫されているものの、金融引き締めの一巡が期待されていることもあって、深刻な景気後退が避けられるとの観測が高まった。春節明けから中国の経済活動が正常化していくと見られていることも支援要因。
時間外取引で3月限は79.92ドルまで売りに押されたが、マイナス転換は一時的でしっかりと推移した。通常取引開始にかけて買いが優勢になると82.14ドルまで上昇。その後、上げ幅をほぼ解消する場面はあったものの、堅調な動きが続いた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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