IT企業の人員削減は反発の舞台となるとの指摘も=米国株個別
きょうはグーグルの親会社であるアルファベット<GOOG>の人員削減が発表となり、市場の話題となった。同社は全世界従業員の6%に相当する1万2000人を削減するという。今回のグーグルの人員削減は、アマゾン<AMZN>が1万8000人超に及ぶ人員削減の波の開始から、マイクロソフト<MSFT>が1万人の人員削減計画を発表した2日後に発表された。
その発表を受けて、本日のアルファベット<GOOG>株は買いが優勢となり、ネットフリックス<NFLX>の好決算と相まってIT株を押し上げている。
アナリストからは、今回の決算シーズンはIT企業の人員削減がどの程度増えるかが主なテーマの1つとなりそうだが、それらはIT株の反発のきっかけにもなり得るとの指摘も出ている。目先のマクロ環境の不確実性をどう乗り切るかが、今後数年先の同セクターの成長サイクルに直結する可能性があり、2023年に向けたアプローチ次第では、投資家に好機の舞台をもたらす可能性があるという。そのうえで、人員削減はこれらの銘柄を安定させるための最初の大きな一歩だと前向きに考えるべきだとしている。
(NY時間15:05)
アルファベットC<GOOG> 98.89(+4.98 +5.30%)
マイクロソフト<MSFT> 239.55(+7.62 +3.29%)
アマゾン<AMZN> 96.81(+3.13 +3.34%)
メタ・プラットフォームズ<META> 139.49(+3.34 +2.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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